金型加工の磨き工程がついに機械化できる時代に!

PCDボールエンドミル「PCDRB」

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経験を積んだ熟練工にしか成し得なかった磨き加工が生まれ変わった「PCDボールエンドミル【PCDRB】」により、ついに機械加工で実現できるようになりました。工具デザインを最適化した新しいPCDRBは、超硬合金の仕上げ加工だけでなく、調質鋼から焼き入れ鋼の仕上げ加工で“ツルツル・すべすべ・ピカピカ”な加工面を可能にします!仕上げ加工の精度・面品位が向上し、光沢ある加工面でナノレベルの面粗さが得られます。

高速加工機を用いた加工で、磨き加工のような仕上がりでクオリティが安定化

工具素材であるPCD(ダイヤモンド焼結体)はダイヤモンドの微粒を高温・高圧で焼き固めた非常に硬度の優れた素材で、超硬合金などの硬脆材の加工用に採用されています。この素材と工具デザインを最適化したPCDRBは、使用環境を整えた高速加工機で正確に制御し加工することで、熟練工の職人技に匹敵する光沢のある仕上げ面を実現し、また安定したクオリティで生産することを可能にしました。

機械加工で“鏡”のような仕上げ面が実現できた理由

研究開発を重ねたユニークな工具デザインにはPCD焼結体の特性を生かす工夫が集結しています。さらに、工具のポテンシャルを最大限に引き出して高い精度で最良のパフォーマンスを発揮させるツールパスが出力可能なNS-MicroCAMも開発。このハードとソフト両面の技術が組み合わさったことにより、ナノレベルの面粗さが実現したのです。

スケールの目盛りが映りこむ加工面をご覧ください!

まるで鏡のような加工面に、ステンレス定規の目盛りがくっきりと映りこんでいます。マイクロメートルオーダー以下の磨き工程を高速加工機で完了。量産しても一定した高いクオリティを保ち続けることができ、製品を安定供給できるようになりました。新しいPCDボールエンドミル【PCDRB】なら長時間の連続加工にも耐えられます。

加工事例【被削材:NAK80 40HRC]

スケールがきれいに映り込む加工面!
11時間以上の仕上げ加工でも安定した面品位が得られます。

ワークサイズ:60mm×40mm(加工深さ:19.48mm)
スケールの写り込み状態
表

ユニークな工具デザインで“ツルツル・すべすべ・ピカピカ”な加工面を実現!

こちらが規格表と切削条件参考表になります。最適な刃先を選択することで最良のパフォーマンスを発揮しますので、選択に迷われた際はお気軽にご相談ください。

規格表

図
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切削条件参考表

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