銅タングステンへの長時間加工を実現!

銅電極加工用ロングネックボールエンドミル「DRB230」

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銅タングステンの加工でお困りではありませんか?

日進工具がお届けする、銅電極加工用の新製品「DRB230」は、シャープな刃形状を持ちながら、長時間加工に耐えうる耐摩耗性に優れた工具となっています。その特徴から、高精度加工やバリ、さらには倒れを抑制した加工を長時間実現することが可能となりました。

DRB230

銅タングステンへの加工事例

総加工時間 51時間28分 図1
クーラント 不水溶性切削油
加工サイズ
(1箇所あたり)
22mm×22mm
(加工深さ:
16.0mm)
加工工程 荒取り
加工
仕上げ加工
上面 側面 底面
使用工具 DRB230
R1×16
DRB230
R1×16



回転数 n
(min-1)
7,000 7,000
送り速度 Vf
(mm/min)
800 500 100 500
切り込み量 ap
(mm)
0.15 0.05 0.015 0.05
切り込み量 ae
(mm)
0.25 0.03 0.05 0.03
残し代
(mm)
0.05 -
加工時間
(1箇所あたり)
4時間37分 6分 7時間 1時間9分

長寿命!荒取加工で18時間28分、仕上げ加工で33時間。

この条件で計4ヶ所の加工を行い、使用工具本数は、荒取加工で1本、仕上げ加工で1本の合計2本で加工完了しております。荒取加工においては、18時間28分、仕上げ加工においても33時間の加工を完了しております。

加工精度・加工面粗さ

長時間の加工を行なっている中、加工精度誤差および面粗さともに、1個目と4個目で差がほとんどありません。切れ味鋭いシャープな刃形状と、シャープな刃先を維持できる耐摩耗性の高さが、この加工を実現しています。

測定位置 図

狙い値に対する精度誤差 単位 [mm]

ワーク1個目 ワーク4個目
測定位置①
狙い値 0.2
0.002 0.003
測定位置②
狙い値 0.444
0.004 0.006
測定器:光学顕微鏡 ×100

面粗さ測定値 単位 [μm]

ワーク1個目 ワーク4個目
Ra 0.082 0.089
Rz 0.783 0.854
測定器:三鷹光器社製 非接触三次元測定装置 NH-3SP


高精度・長寿命を実現したその理由

DRB230

① 鋭角な刃先形状

② 強スパイラルの採用

③ Rと外周刃とのシームレスな繋ぎ

④ コーティング

電極材として高硬度で難削材と言われている銅タングステンや、粘性が高い銅合金に対し、切れ味の良い刃形状にする事で 「バリの抑制」 と 「高精度な加工」 を実現しました。コーティングにおいては、硬度が非常に高く耐摩耗性に優れ、更には剥離を抑制する密着性の優れた膜種を施しました。また摩擦係数が低く、切屑排出生と耐溶着性を向上させ、加工時のバリを抑制します。コーティングの膜厚は薄く、ノンコート品に劣らない刃先のシャープさを維持し、高精度な加工が可能です。

上記の加工を可能にした製品はこちら

DRB230 銅電極加工用ロングネックボールエンドミル
“銅電極加工用ロングネックボールエンドミル

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